カメラで撮影した文書画像の湾曲・射影歪の除去
 −Removing of curve and perspective distrotion from document images captured by cameras−

  • 研究目的
  •  厚い本や古文書の電子化,文書内容の自動翻訳など様々な応用の前処理として画像中の文字情報を取得することが重要です.しかし,撮影状況により画像中の文字には歪があり,読み取ることは困難です.
     そこで本研究では,図1のように開いた本を対象として,カメラで撮影した文書画像によくある湾曲・射影歪を除去することについて研究を行っています.これは,視覚障害者が文字情報を取得することを支援する重要な要素技術です.


    図1 システム構成

  • 研究内容
  •  カメラで撮影した文書画像は図1のように文字列が湾曲して射影歪も持っています.本研究では,まず,図2のように4次多項式でテキストラインの湾曲を近 似します.そして,図3のように文書左右エッジを使って,複比と消失点により縦方向を推定します.最後に図4のようにテキストラインと縦方向により分割さ れた各グリッドごとに射影変換行列を計算し,補正を行います.

         図2.文書画像               図3.テキストライン抽出結果

    図4 縦線抽出した結果          図5.補正した結果

  • 研究成果
    1. 楊 広宇,竹内 義則,松本 哲也,工藤 博章,大西 昇,”カメラで撮影した文書画像の湾曲・射影歪の除去”, 電子情報通信学会技術研究報告,Vol.112, No.472, pp.151-156, Mar. 2013.